このたび、日本国内のO&M・デューデリジェンス主要プロバイダーのひとつである「株式会社CO2O」の代表、酒井正行氏にインタビューを行いました。

同社は2017年度ソーラーアセットマネジメントアジアのカンファレンス最上位スポンサーであり、酒井氏には最終セッション(パネルディスカッション)にご登壇いただきました。

このインタビューでは酒井氏に、自社の事業・活動内容、そして日本の太陽光発電市場に対するビジョンについてお話いただきます。


ーCO2Oは日本の太陽市場におけるO&Mおよびデューデリジェンス(DD)サービスの主要プロバイダーの1つですが、どのようにして競合他社との差別化を図っていますか?

「当社は包括的な太陽光発電所の管理と豊富な財務知識によりお客様の資産価値とキャッシュフローを最大化することを目指した、ユニークな組み合わせのO&Mサービスを提供しています。当社のサービス内容は次のとおりです」

●        キャッシュフローの最大化

○        収益管理:売電収益を最大化し、技術的な改善などを提案します。

○        現在の支出管理:O&Mのコストと業務を最適化します。

●        資産価値の最大化

○        資本支出管理:効果的な修理作業および部品交換の管理を行います。

○        太陽光発電所の売買を行う場合:O&Mサービスを通じて記録された文書は、キャピタルゲインを最大化します。

●        予算会計・実行&ステータスレポート

○        太陽光発電所の戦略計画、実行、および管理のための判断材料を提供します。

ー御社のサービスはどの地域をカバーしているのでしょうか。

「当社のサービスは本州、四国、九州、北海道での事業に焦点を当てており、パートナー企業の協力により拡大してます。」

ー今、日本国内でO&Mサービス市場が急速に成長していますが、酒井氏からみた市場の動向をお教えいただけますか?

「主な成長傾向としては、所有者の利益のみを考慮したオペレーションサービスと、各箇所のすべてが問題ないかを確認するための適切なサイトメンテナンスの分離が挙げられます。

発電所の所有者がすべてを自分で処理する形ではなく、所有者と協力してサービスを提供することができるO&M企業のみが、お互いのためにサービスを誠実かつ独立して行うことができ、最良の結果を得ることができます。」

ー今のO&M市場に欠けているもの、または迅速に改善が必要なものは何だと思いますか?

「現在、日本のO&Mサービス市場は始まったばかりで、まだ労働集約型が主流です。そして今の市場は『発電所を長期運用するために所有者が何を望んでいるのか?』という視点でサービスを提供できる企業が不足しています。したがって、現在どのようにO&Mが行われているかを知り、改善し、より専門的な知識を適用することが重要になります。」

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ーCO2OはO&Mガイドラインの作成ついて経済産業省と協力している企業の1つです。この協力の重要性と、それががもたらす結果は何でしょうか?

「残念ながらこれらは機密の情報のため、現段階で情報を共有することはできません。ただ、 1ヵ月後には市場に確実に影響を与える経済産業省の新しいガイドラインについてもっとお話できると思います。」

ーソーラーアセットマネジメントアジアの最終セッション(パネルディスカッション)では、新しいビジネスモデルやブロックチェーン技術の適用など、先進的なイノベーションについてお話いただきました。御社が日本の太陽光発電事業において主導的役割を維持するためには、どのようなイノベーションが役立つと思いますか?

「IT技術は常に進歩し、変化しています。 AIやロボット工学を含むより高度なアプリケーションは日々の生活のすべての要素にわたって急速に普及しており、特に太陽光発電事業は様々な場面で新技術に頼っています。私たちはO&Mに焦点を当てたテクノロジー企業であり、当社の技術ノウハウはこれからもセカンダリー市場、リノベーション市場、そしてオフグリッド市場などをはじめとした新しい市場に確実に適応していくことが可能です。生き残るために最も重要なことの1つは、新しい技術を採用し、新しい市場の領域内で革新していくことです。私たちは日本市場をさらにリードしていく、最先端の企業になれるよう努めてまいります。」

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